小田原市の介護付有料老人ホーム
公益社団法人全国有料老人ホーム協会正会員

夫婦一緒に入居するメリット

・生活環境の維持

夫婦で老人ホームに入居する最大のメリットは、普段どおりの生活を続けられる点です。夫婦で一緒に過ごすことで普段の生活リズムを維持できます。

・子供への負担軽減

子供への介護負担も軽減されます。介護が必要な場合、仕事や家庭生活を維持しながらの介護は、子供にとって大きなストレスとなります。老人ホームで夫婦が一緒に生活すれば、子供たちは安心して親を任せることができ、親自身も子供に迷惑をかけずに済みます。

・費用の負担軽減

夫婦での老人ホーム入居には、費用面でのメリットがあります。同室入居の契約では、一つの部屋に二人で入居できるため、一人のみで入居するよりも住居費用が割安になるケースがほとんどです。例えば、月額費用が30万円の有料老人ホームに夫婦で入居した場合、一人あたり15万円となります。これを二人が別々に入居した場合は60万円となり、明らかに夫婦入居のほうが費用を抑えられます。

ただし、施設によっては一部屋に二人が入居する場合、追加費用が発生することもあるため、詳細な料金体系を確認することが大切です。

夫婦一緒に入居するデメリット

・住み替えのリスク

夫婦のどちらかが施設への入居の場合、一人は今までの家に住み続けられます。例えば持ち家であった場合、自宅の売却や引っ越しの必要がありません。

また、認知症などの進行により一方が特別なケアが必要になったとき、同じ部屋での生活が難しくなる可能性もあります。このようなケースでは、夫婦で別々の部屋に移るか、あるいは別々の施設に入居することも考えられ、これが新たなストレスになるかもしれません。さらに、これによって発生する追加の費用や、入居待ちの問題も考慮に入れる必要があります。

・同室生活によるストレス

同室生活は、夫婦間の絆を深める一方で、一定のストレスを伴う可能性もあります。施設の間取りにもよりますが、部屋数がそこまで多くない場合は常に近くにいる状態です。そのため、生活リズムの違いや、夫婦間での意見の不一致などが日々のストレスとなるかもしれません。

・費用がかかる

夫婦部屋は一人部屋より費用がかかるのが一般的です。一人部屋を二室契約するよりも割安にはなるものの、夫婦同時に入居する場合は一人のみの入居と比較すると費用がかかります。

上記のメリット・デメリットを理解し、夫婦それぞれのニーズや条件を考慮したうえで、最適な施設選びを行いましょう。

比較検討

早めの検討をおすすめする最大の理由は、適切な施設かどうか吟味できる点です。慌ただしく老人ホームを探すより、あらゆる角度から比較検討できます。

受け入れの可能性

老人ホームの中には夫婦で同室入居可能な施設も多く存在しますが、需要も高いため早めの申し込みが必要です。特に人気の施設は空きがないことも珍しくありません。早期に検討と予約を行うことで、希望の施設への入居の可能性が高まります。

介護度による制限

夫婦それぞれの健康状態や介護度を考慮する必要があります。介護度が高まると入居できる施設が限られてきますので、早めの情報収集と準備が求められます。

ゆとりのある計画立て

急な入居は精神的な負担が大きいです。早めに検討を始めることで、落ち着いた状態で適切な施設を見つけ、入居準備を進めることができます。

以上の理由から、老人ホームへの夫婦入居は早めに動き出すことをおすすめします。